Ruby 環境変数を設定してプログラムから値を取得する
概要
APIキーや、なんらかのID/パスワードなんかはバージョン管理の時に困ります。プライベートリポジトリであればいいのですが、ハードコーディングしてるとGitHubに何度か公開しそうに!いちいち書き換えるのも面倒なので環境変数に設定しておいて、プログラムから取得しようそうしよう。
環境変数の設定
まずは環境変数の設定ですね。調べた感じ、.bash_profileか.bashrcに書いておけば良さそう。それぞれ読み込まれるタイミングが異なり.bash_profileはログイン時に、.bashrcはbash起動時に読み込まれるらしい。ということは、あまり変更されないものは.bash_profileに、よく変更するものは.bashrcに書けばいいのかな。
参考
本当に正しい .bashrc と .bash_profile の使ひ分け - Qiita
というわけで、今回は.bash_profileに環境変数としてGmailのIDとパスワードを設定してみます。
.bash_profile
GMAIL_ID="example@gmail.com" GMAIL_PASS="yuruipassword" export GMAIL_ID GMAIL_PASS
ターミナルで以下のコマンドを実行し、設定を反映。
$ source .bash_profile
これでイケると思ってましたが、Macではターミナルの再起動でも読み込まれるけど、CentOSだとターミナルの再起動じゃ読み込まれない。sourceコマンドを実行したターミナルでは有効なんだけど、新規ウィンドウを立ち上げたりすると設定が引き継がれてません。
なんぞこれ?
とおもって調べてみたところ、シェルにも種類があることを知りました。
参考
ログインシェルとインタラクティブシェルと~/.bashrc達の関係 - Qiita
ログイン時とはログインシェルとしてターミナルが起動したときってことで、CnetOSはターミナルの起動時はインタラクティブシェルとして起動してるってことですかね。
以下のコマンドでログインシェルとして起動しているかを確認してみます。
$ shopt
login_shell on
Macのターミナルはログインシェルとして起動している(login_shell on)けど、CentOSはログインシェルではないっぽい(login_shell off)。だから.bash_profileが読まれなかったのか。
設定ファイルを用意しておく
アプリ用の設定値が一つならまだしも、複数の値を.bash_profileに直接書き込むのもアレなんで、設定ファイルを用意して読み込む方法に。
参考
GitHubで認証情報を盗まれないようにするために | SendGridブログ
application.envファイルを作成。内容は.bash_profileに記述したものですね。.gitignoreに追記するのも忘れずに。ついでにapplication.env.templateファイルも用意して、こっちに雛形を書いて公開しておけば、作成が楽になるってスンポーですね。
application.env
GMAIL_ID="example@gmail.com" GMAIL_PASS="yuruipassword" export GMAIL_ID GMAIL_PASS
.bash_profileにsourceコマンドで設定ファイルを読み込むように記述して再ログイン。
.bash_profile
source {application path}/application.env